外科手術について

外科手術について

ワキガ・多汗症治療の外科手術は様々な種類がありますが、脇を切開して汗腺を切除するものがほとんどです。汗腺そのものを切除するので再発率が低く、保険適用で受けられる施術もありますが、切開するのでどうしても日常生活の制限が多くなります。

このページでは、ワキガ・多汗症の外科手術の流れや手術の種類、それぞれの特徴や平均費用などを詳しくお伝えします。

外科手術のワキガ・多汗症治療外科手術のワキガ・多汗症治療

  • この記事のポイント
  • ワキガ・多汗症治療の外科手術は、脇を切開してハサミや専用の吸引器具などで汗腺を切除する
  • 汗腺そのものを切除するので再発の可能性は非常に低いが、汗腺の取り残しがあれば再発する場合もある
  • 現在はほとんどの外科手術が日帰りで受けられる
  • 様々な手術の種類があるが、切開する範囲や使用する器具などに違いがある
  • 保険が適用されるのは医師が重度のワキガと診断した場合のみ
  • 保険適用で受けられる手術は、反転剪除法(皮弁法)か切除法のいずれか
ワキガ・多汗症の外科手術のイメージ

外科手術でワキガ・多汗症を治療する場合、脇を切開して汗腺を切除するものがほとんどです。

ワキガとは、アポクリン腺という汗腺から分泌される汗により脇から強いニオイが発生している状態を指し、この独特なニオイは、アポクリン腺という汗腺から分泌される汗が表皮で分解されるときに発生します(ワキガとは?)。多汗症は、全身または局所的に多量の汗が出て日常生活に支障が出ている状態を指し、この汗は主にエクリン腺という汗腺から分泌されます(多汗症とは?)。

外科手術でのワキガ・多汗症治療は、ハサミや専用の吸引器具などを用いてこれらの汗腺を除去する治療になります。

汗腺そのものを切除するので再発の可能性は非常に低いですが、汗腺の取り残しによる再発がまったくないというわけではありません。汗腺をどこまで除去できるかは、担当する医師の経験によるところもあります。

一度取り除かれた汗腺が再び作られることはありませんが、30歳以下で細胞の成長が活発な場合、再び汗やニオイが発生することもあります。すべてのワキガ・多汗症治療に言えることですが、汗腺を一度の施術ですべての汗腺を取り除くことは難しいとされています。

また、外科手術である以上身体の負担はあるため、患者様自身の身体が手術に耐えられる状態かどうか診察で確認する必要があります。

外科手術でのワキガ・多汗症治療の流れ

ワキガ・多汗症外科手術の診察イメージ

ワキガ・多汗症の外科手術は概ね、診察で治療方針や手術の日程を決定し、後日日帰りで手術を行い、経過観察や抜糸のための通院を数ヶ月続けるといった流れになります。

以前は、術後数週間の入院が必要とされていましたが、現在はほぼすべての手術が日帰りで受けることができます。手術の種類によって期間は異なりますが、およそ以下のようなスケジュールで治療します。

  1. ワキガ・多汗症の外科手術1医師の診察

    治療方針や、手術をする場合は日程を決めます。

  2. ワキガ・多汗症の外科手術2手術(30分~2時間)

    局所麻酔や麻酔クリームを使用して手術します。所要時間は手術の種類で異なります。

  3. ワキガ・多汗症の外科手術3術後

    包帯・ガーゼ・テープなどで傷口を圧迫固定します。術後数日~1週間は傷口を固定したまま安静にする必要があります。手術当日はシャワー・入浴はできません。
    腕の痛みやむくみ、しびれ、内出血などが起こる場合があるので、痛み止めや抗生剤が処方されます。腕の上げ下げや激しい運動、飲酒はしばらく控えてください。

  4. ワキガ・多汗症の外科手術4術後1日~2日目

    多くの場合、シャワーがOKになります。患部を濡らさないように注意してください。

  5. ワキガ・多汗症の外科手術5術後7日~10日目

    傷口の抜糸をします。抜糸後は、湯船につかっての入浴がOKになります。腕の痛みやしびれが落ち着いてきます。

  6. ワキガ・多汗症の外科手術6術後14日目~

    軽い運動や腕の上げ下げがOKになります。経過に問題がなければ以降は2週間に1回の通院を3ヶ月継続し、半年程度で経過観察は終了になります。

〇〇法、■■式など外科手術の種類はたくさん!何が違うの?

ワキガ・多汗症外科手術のセルフチェックイメージ

ワキガ・多汗症の外科手術の手法は様々ですが、汗やニオイの原因となるアポクリン腺とエクリン腺を取り除くというアプローチは共通しています。

どの程度の範囲切開するのか、切開による日常生活への影響はどのくらいありそうか、費用はどのくらい掛かりそうか、といった点で違いがあり、例えば手術を受ける患者が子供の場合は切開範囲が小さく身体の負担も少ない手法が望ましいと考えられます。

  1. ワキガ・多汗症外科手術の違い1どのくらいの範囲を切開するか

    汗腺の切除に使用するハサミや吸引器具によって、切開する範囲は数mm~数cm、切開する箇所は1箇所~2箇所と異なります。切開する範囲が広いと傷が完治するまでの期間も長くなり、経過によって入院や通院が必要になります。お子様やお年寄りが受ける場合は、本人の体力も考慮する必要があります。

  2. ワキガ・多汗症外科手術の違い2日常生活にどの程度影響するか

    手術後は、抜糸のための通院や入浴の制限、患部の固定など、元の生活に戻れるまである程度の期間が必要になります。手術の種類によりますが、手術後数日は患部を圧迫固定し、1週間~10日後に抜糸します。それ以降は経過をみながら数回の通院が必要になります。

  3. ワキガ・多汗症外科手術の違い3確実に汗腺を除去するためにどんな工夫があるか

    汗腺の取り残しは再発につながりやすいため、確実に汗腺を除去できているかどうかは治療の大きなポイントです。汗腺を確実に除去するために、使用する器具や手法にも様々な工夫があります。

    例えば、反転剪除法(皮弁法)は医師が目視で汗腺を確認して切除することで、汗腺の取り残しを防いでいます。吸引法や超音波法は汗腺の目視ができない分、専用の器具で取り残しを防いでいますが、医師がどれだけ手術に携わっているかの経験によって効果が変わるとも言われています。

  4. ワキガ・多汗症外科手術の違い4保険適用か自由診療か

    ワキガは、「悪臭はなはだしく他人の就業に支障を生じる事実が明らかであって、客観的に医療を加うべき必要がある」と医師が判断した場合、保険適用で手術を受けることができます。保険適用で受けられる手術は反転剪除法(皮弁法)・切除法のいずれかで、軽度のワキガの場合は保険適用されません。

ワキガ・多汗症の外科手術の種類・費用ワキガ・多汗症の外科手術の種類・費用

ワキガ・多汗症の外科手術の比較表

施術名 反転剪除法(皮弁法) クワドラカット法 皮下組織削除法(イナバ式) 吸引法 超音波法 切除法
手術の所要時間 約1時間半~2時間 約40分~1時間 約1時間~2時間 約30分~1時間 約30分~1時間 約1時間半~2時間
切開範囲 約3cm~5cm 数mm 約2cm~4cm 数mm~約1cm 数mm~約1cm 約5cm×2箇所
シャワー・入浴 術後2日でシャワーOK、術後7日で入浴OK 手術翌日からシャワーOK、術後7日~10日で入浴OK 術後2日でシャワーOK、術後7日~10日で入浴OK 術後2日でシャワーOK、術後7日~10日で入浴OK 術後2日でシャワーOK、術後7日~10日で入浴OK 医師の許可が出るまで不可
通院 術後1週間~2週間で抜糸、以降数回通院の必要あり 術後7日~10日で抜糸、以降数回通院の必要あり 術後7日~10日で抜糸、以降数回通院の必要あり 術後7日~10日で抜糸、以降数回通院の必要あり 術後7日~10日で抜糸、以降数回通院の必要あり 術後1週間~2週間入院、退院後数回通院の必要あり
傷跡 残る(ワキのシワに沿って切開するので目立たない) 小さく残る 小さく残る 小さく残る 小さく残る 残る
通院終了までの期間 約3ヶ月~6ヶ月(経過による) 約3ヶ月~(経過による) 約6ヶ月~(経過による) 約3ヶ月(経過による) 約3ヶ月(経過による) 6ヶ月~(経過による)
おすすめの症状の度合い 重度 中度~重度 中度~重度 軽度~中度 中度 重度
保険適用 あり なし なし なし なし あり
平均費用 保険適用(3割負担)約41,903円(税込約46,093円)
保険適用外 約263,983円(税込約290,381円)
約322,750円
(税込約355,025円)
約301,757円
(税込約331,932円)
約222,833円
(税込約245,116円)
約89,350円
(税込約98,285円)
保険適用(3割負担)約33,000円
(税込約36,300円)

※ページ内の価格は、全国に展開しているクリニック20院のホームページから平均費用を算出したものになります(2020年11月時点)。

※初診・再診料、麻酔代、お薬代など別途費用が発生する場合があります。

反転剪除法(皮弁法)

ワキガ・多汗症外科手術のイメージ

ワキガ・多汗症の外科手術の中では、最もポピュラーで効果が高いと言われている手術です。局所麻酔を注入したあとワキのシワに沿って皮膚を3~5cm程度切開し、切開した箇所から皮膚をめくり返して汗腺を目で見ながら専用のハサミで切除します。

医師が目で確認して汗腺を除去するので汗腺の取り残しがほぼなく、結果的に再発もほぼなくなるので、根本治療として効果が高いと言われています。また、医師の判断があれば保険適用で受けることもできます。

デメリットとしては、あまり目立たないものではありますが傷跡が残ってしまうこと、汗腺が広範囲の人は傷が完治するまで時間がかかることなどが挙げられます。可能であれば、術後数日~1週間ほどお休みがあると安心です。

  • 反転剪除法(皮弁法)のメリット

  • 目視で汗腺を切除するので、汗腺の取り残しがほぼない
  • 再発リスクが低く、確実性が高い
  • 医師の判断があれば保険適用で受けられる
  • 反転剪除法(皮弁法)のデメリット

  • 目立たないが傷跡は残る
  • 手術後、仕事の内容によっては数日~1週間ほど休む必要がある
  • 汗腺の範囲が広く切開範囲も広い人は、傷が治るまで時間がかかる
手術の所要時間 約1時間半~2時間
切開範囲 約3cm~5cm
シャワー・入浴 術後2日でシャワーOK、術後7日で入浴OK
通院 術後1週間~2週間で抜糸、以降数回通院の必要あり
傷跡 残る(ワキのシワに沿って切開するので目立たない)
通院終了までの期間 約3ヶ月~6ヶ月(経過による)
おすすめの症状の度合い 重度
保険適用 あり
平均費用 保険適用(3割負担)約41,903円(税込約46,093円)
保険適用外 約263,983円(税込約290,381円)

クワドラカット法

ワキガ・多汗症外科手術のイメージ

直径3mmの細い管を皮膚に挿入し、管の先端にある回転式の刃で汗腺を削り取る手術です。麻局所麻酔、または麻酔クリームを塗布したあと、ワキの皮膚を4~5mm程度切開して管を挿入し、汗腺を削り取ります。

吸引法とよく似ていますが、管が細いため出血が少なく傷跡も小さく済み、汗腺の取り残しもさらに少なくなっていると言われています。外科手術の中でも特に身体の負担が少ないので、クリニックによって年齢制限はありますが、お子様でも受けることができます。通常術後2週間程度でスポーツを楽しめるようになります。

切開の範囲が狭い分、医師の技術や経験によっては汗腺の取り残しも起こりえます。また、ごくまれに合併症を起こす可能性があります。

  • クワドラカット法のメリット

  • 数mmの切開で済み、出血も少ないので傷跡が残りにくい
  • 術後2週間程度でスポーツを楽しめるようになる
  • クワドラカット法のデメリット

  • 切開の範囲が狭いため、汗腺の取り残しが起こる場合がある
  • ごくまれに合併症が起こる場合がある
手術の所要時間 約40分~1時間
切開範囲 数mm
シャワー・入浴 手術翌日からシャワーOK、術後7日~10日で入浴OK
通院 術後7日~10日で抜糸、以降数回通院の必要あり
傷跡 小さく残る
通院終了までの期間 約3ヶ月~(経過による)
おすすめの症状の度合い 中度~重度
保険適用 なし
平均費用 約322,750円(税込約355,025円)

皮下組織削除法(イナバ式)

ワキガ・多汗症外科手術のイメージ

ローラーとカミソリのような刃がついた専用の器具で、汗腺を削り取る手術です。局所麻酔を注入したあと、ワキの皮膚を3~4cm程度切開して器具の刃部分を挿入し、表皮をローラーで押さえながら皮下の汗腺を削り取ります。

アポクリン腺・エクリン腺ともに除去できるのでワキガだけでなく多汗症の治療にも効果的で、約80%の汗腺を取り除くことができると言われています。しかし、術後はワキの汗腺が削られて皮膚が薄くなってしまっているので、少なくとも3日間は安静にしなければなりません。

また、真皮が削られて血流が少なくなることで皮膚の部分壊死が起こる可能性がある一方で、薄く削りすぎると汗腺が残ってしまう難しい手術なので、ある程度医師の技術や経験が必要になります。

  • 皮下組織削除法(イナバ式)のメリット

  • アポクリン腺・エクリン腺ともに除去するので、ワキガだけでなく多汗症の治療にも効果的
  • 約80%の汗腺を取り除くことができると言われている
  • 皮下組織削除法(イナバ式)のデメリット

  • 難しい手術なので、医師の技術・経験が必要
  • 術後、一時的にワキの血流が減ることで部分壊死が起こる可能性がある
  • 術後、ワキの皮膚のダメージにより色素沈着が起こる可能性がある
手術の所要時間 約1時間~2時間
切開範囲 約2cm~4cm
シャワー・入浴 術後2日でシャワーOK、術後7日~10日で入浴OK
通院 術後7日~10日で抜糸、以降数回通院の必要あり
傷跡 小さく残る
通院終了までの期間 約6ヶ月~(経過による)
おすすめの症状の度合い 中度~重度
保険適用 なし
平均費用 約301,757円(税込約331,932円)

吸引法

ワキガ・多汗症外科手術のイメージ

脂肪吸引によく似た手法で、汗腺削りながら吸引して取り除く手術です。局所麻酔を注入したあとワキの皮膚を数mm~1cm程度切開し、吸引カニューレと呼ばれる管のような器具を挿入します。吸引カニューレの先端の内側には回転する刃がついており、これで皮膚の裏から汗腺を削りながら吸引します。

切開の長さが非常に短いため傷跡も小さく、傷の治りも早いです。しかしながら、吸引すべき範囲がわかりにくく器具が届きにくい部分もあるため、すべての汗腺を取り除けない場合があります。症状があまり重くない方におすすめの治療です。また、クリニックによって治療費用にバラつきがあるため、吸引法で治療したい場合は複数の候補で比較検討したほうが良いでしょう。

  • 吸引法のメリット

  • 切開の長さが非常に短いため、傷跡が小さく傷の治りも早い
  • 症状があまり重くない方におすすめ
  • 吸引法のデメリット

  • 吸引すべき範囲がわかりにくく器具が届きにくい部分もあり、すべての汗腺を取り除けない場合がある
  • クリニックによって治療費用にバラつきがあるので、複数比較検討した方が良い
手術の所要時間 約30分~1時間
切開範囲 数mm~約1cm
シャワー・入浴 術後2日でシャワーOK、術後7日~10日で入浴OK
通院 術後7日~10日で抜糸、以降数回通院の必要あり
傷跡 小さく残る
通院終了までの期間 約3ヶ月(経過による)
おすすめの症状の度合い 軽度~中度
保険適用 なし
平均費用 約222,833円(税込約245,116円)

超音波法

ワキガ・多汗症外科手術のイメージ

超音波メスの振動で汗腺のみを破壊し吸引する手術です。超音波メスの先端には振動するハンドピースがつけられており、この振動は皮膚下の硬い組織のみ破壊し、柔らかい組織はそのまま残す特性があります。これにより、汗腺は破壊されても血管や神経は傷つけられません。術後の出血も少ないので、圧迫固定も比較的軽めのもので済ませることができます。

ただし、柔らかい組織周囲の汗腺は取り除きにくいこと、過度に汗腺を破壊しようとすると皮膚の裏側から熱ダメージが起きて火傷や組織内水腫を引き起こしてしまうといったデメリットがあります。そのため、経験のある医師でないと難しい手術になり、クリニックによっては超音波法と剪除法を組み合わせた手術も行っています。

  • 超音波法のメリット

  • 傷跡が小さく目立たない
  • 手術の所要時間が短く、外科手術の中では手軽な部類に入る
  • 血管や神経を傷つけずに治療でき、出血も少ないので圧迫固定も軽めで済む
  • 超音波法のデメリット

  • 汗腺の取り残しが起こりやすい
  • 過度に汗腺を破壊しようとすると、火傷や組織内水腫が起こる場合がある
手術の所要時間 約30分~1時間
切開範囲 数mm~約1cm
シャワー・入浴 術後2日でシャワーOK、術後7日~10日で入浴OK
通院 術後7日~10日で抜糸、以降数回通院の必要あり
傷跡 小さく残る
通院終了までの期間 約3ヶ月(経過による)
おすすめの症状の度合い 中度
保険適用 なし
平均費用 約89,350円(税込約98,285円)

切除法

ワキガ・多汗症外科手術のイメージ

汗腺がある脇毛部分の皮膚をすべて切除する手術です。ワキガ・多汗症の手術の中では最も古いもので保険適用で治療できますが、手術後の出血が多いため入院する必要があり、現在はこの手術を行う医療機関も少なくなっています。

汗腺がある皮膚をすべて切り取るので症状は完治し、再発もありませんが、切り取りすぎによる皮膚の引きつれや、腕が上げにくくなるといった運動障害が残ってしまう可能性があります。また、切開の範囲が広いため、縫合した傷が塞がるまで時間がかかります。縫合した箇所が離れてしまった場合は完治まで数ヶ月かかることもあり、傷跡も大きく残りやすくなります。

  • 超音波法のメリット

  • 汗腺がある皮膚をすべて切り取るので、症状は完治し再発もしない
  • 保険適用で受けることができる
  • 切除法のデメリット

  • 入院する必要がある
  • 手術を受けられる医療機関が少ない
  • 傷の完治に時間がかかり、傷跡が残る
  • 皮膚の引きつれや運動障害が残る可能性がある
手術の所要時間 約1時間半~2時間
切開範囲 約5cm×2箇所
シャワー・入浴 医師の許可が出るまで不可
通院 術後1週間~2週間入院、退院後数回通院の必要あり
傷跡 残る
通院終了までの期間 約6ヶ月~(経過による)
おすすめの症状の度合い 重度
保険適用 あり
平均費用 保険適用(3割負担)約33,000円(税込約36,300円)

ワキガ・多汗症の外科手術はこんな方におすすめワキガ・多汗症の外科手術はこんな方におすすめ

  • この記事のポイント
  • ワキガ・多汗症の外科手術は種類が様々なので、人によっておすすめの手術も変わる
  • 脇を切開して汗腺を切除するものが多いので、再発しにくい治療を探している方にはおすすめ
  • 外科手術の中では反転剪除法(皮弁法)が確実性が高く、医師の診断によっては保険適用で受けられる
  • 切開する手術は日常生活への影響が大きく、運動や入浴などに制限が出てくる
ワキガ・多汗症の外科手術おすすめチェックイメージ

ワキガ・多汗症の外科手術は、反転剪除法(皮弁法)など脇を切開して汗腺を切除するものがほとんどなので、再発しにくい治療を探している方にはおすすめと言えます。しかし、手術の種類は様々あり、症状の程度や患者さんの年齢・費用の予算・ライフスタイルによって、おすすめの手術も異なります。

例えば、治療費用を抑えたい方には、重度のワキガと診断されれば保険適用で手術を受けられる反転剪除法(皮弁法)がおすすめです。お子様など身体への負担が少ない手術を希望する方にはクアドラカット法、症状が軽めで日常生活への影響が少ない手術を受けたい方には吸引法がおすすめです。(ワキガ・多汗症の外科手術の比較表はこちら

また、共通するデメリットとしては、傷が治るまで入浴や運動などの日常生活に制限が出てしまう点や他の手術より手術の痛みが強い点、抜糸などのために通院が必要になる点が挙げられます。しかし症状が軽度であれば、切開する範囲が小さく傷が早く完治する手術を勧められる場合もあるので、一度病院で相談してみることをおすすめします。

外科手術(反転剪除法)と他のワキガ・多汗症治療の比較

ワキガ・多汗症治療の外科手術の中で代表的な反転剪除法(皮弁法)と他の施術を比較すると、効果の確実性が高く再発しにくいこと、重度のワキガと診断されれば保険適用で手術を受けられることに大きなメリットがあります。外科手術の中でも反転剪除法(皮弁法)は、医師が目で汗腺を確認しながら切除することから、特に再発しにくい手術と言われています。

一方、切開する分日常生活への影響が大きく、手術後抜糸するまでの約1週間は入浴ができず、2週間は運動を控えて安静にする必要があります。術後は痛みが続く場合もありますので、日常生活への影響をどの程度許容できるかによって、どの治療を受けるか変わるでしょう。

施術名 外科手術(反転剪除法) ミラドライ ビューホット ボトックス注射
皮膚切開 あり なし なし なし
傷痕 あり ほぼなし ほぼなし なし
施術時間 約90分 約60分 約30分 約10分
治療の痛み やや強い やや弱い 弱い 弱い
費用 保険適用の場合は安い 高い 高い やや高い
ダウンタイム 長い(施術後3日~1週間安静) 短い 短い ほぼなし
通院回数 抜糸等含め3~5回 なし なし なし
効果があらわれるまでの期間 施術直後から 施術直後から 施術直後~数週間後から 施術2~3日後から
効果が継続する期間 半永久的 半永久的 半永久的 約6ヶ月

エリアからワキガ・多汗症治療のクリニックを探す エリアからワキガ・多汗症治療のクリニックを探す

ワキガ・多汗症治療の基礎知識 ワキガ・多汗症治療の基礎知識